私共にお寄せ頂いたお問い合わせの中から、よくあるご質問を抜粋して掲載しています。
これまでに頂いたお問い合わせの数が膨大で、その内容も、システムの細かな点に関するものから多岐にわたっておりますため、分かり易いものだけを掲載させて頂きます。
「イキクッカ」と「ルンディア」の違いを教えて下さい。 | |
イキクッカは、私共が過去に長年ルンディア製品とかかわって来た経験をもとに作り出した製品ですので、基本的には全く別の製品であるとお考え下さい。 ここでは、誤解を避けて分かり易く説明するために、私共で過去に販売しておりました北欧(フィンランドまたはスウェーデン製)のルンディアとの比較で説明いたします。 まず、「イキクッカ」は日本製です。
過去に販売しておりました「ルンディア」の大部分のパーツの表面塗装はクリアラッカー仕上げです。これに対して「イキクッカ」の大部分のパーツは自然塗料(オイル/ワックス)仕上げになります。 イキクッカとルンディアは、どちらも木本来の持つ自然な色合いをそのまま維持する塗装のため、「ナチュラル色」という呼び方をしています。 ※(西暦2004年現在)日本で販売されておりましたルンディアには、ナチュラル色以外に、着色された「ブラウン色」もありますのでご注意下さい。 クリアラッカー塗装は、表面に透明な膜を作るため、艶があり、つるつるした肌触りで、汚れがつきにくいのが特徴です。一方の自然塗料(オイル/ワックス)仕上げの場合は、膜を形成しないため、表面は艶消しの状態で、木本来の手触り感が残るのが特徴です。 「ルンディア」の棚板は主に欧州赤松のトップログ(木の上部の若い部位)の部分が素材として使われているため、節(生き節)が比較的多く、木目(年輪)もさほど密ではありません。これに対し、「イキクッカ」の棚板は主にボトムログ(木の根もとに近い部位)の良質な部分を選別して使っているため、節が少なく(無節に近い)、木目(年輪)も良く詰まっています。 棚板の両端にはめ込まれたエンドブラケット(金具)は、「ルンディア」では鉄製にホワイト(またはブラウン)塗装されたものですが、「イキクッカ」ではステンレス製の無塗装(素地)となります。 その他「イキクッカ」では、棚受けピン(32mm長)もステンレス製のものを使っており、長年木の中に挿入してあっても錆びることがありません。 基本骨格を構成する主要パーツである棚板やアップライト(縦枠)のサイズバリエーションはイキクッカの方が豊富です。「イキクッカ」独自のパーツは、過去に私共より「ルンディア」をご購入頂いたお客様にもお使い頂けるよう、設計・開発されていますので、結果としてパーツ互換性のある「ルンディア」ユーザーの方もお使い頂けます。 例えばルンディアでは引出し本体そのものが組み立て式で組み立て誤差が出やすいのに対し、イキクッカでは引出し本体は箱形構造の完成品です。レールも本体側は取り付け済みで出荷されます。また部材についてもイキクッカでは側板を含め全て19mm厚の材を使用しています(ルンディアでは前板のみ19mm厚で他は全て15mm厚)。 |
現在「ルンディア」を使っています。「イキクッカ」で拡張したり、混ぜて組み替えたりできますか? | |
お手持ちの「ルンディア」が、北欧(スウェーデン、またはフィンランド)製であれば、基本的にはイキクッカと混ぜてお使い頂けます。ブラウン色のルンディアをお使いの場合は、色の違いにご注意下さい。(右写真例/パーツ改廃により現在取り扱いのないパーツが含まれます。) |
パーツ互換とは、どのようなことなのか教えて下さい。 | |
私共が考える「パーツ互換性」とは、新しく開発、製造されたパーツが、過去に販売された古いパーツに、そのまま、あるいは旧タイプと置き換えて使えることとしています。 その定義の中では、製品の色、細部の形状やデザイン、表面の仕上げや素材など、異なっても致命的な問題にならない要素は含まれていません。言い換えれば、物を収納するという、家具本来の道具(収納棚)としての基本機能を果たすためのものに限定しています。 そのため、イキクッカの棚ユニット(骨格)を構成する基本パーツの規格は、構造的な互換性を維持できる範囲でしか変更することはありません。 一方、その他のパーツについては、その時代の流れやユーザーの声を反映させ、常に改廃を繰り返してきました。その中には、色や素材、塗装の有無や塗装材料の変更等も含まれます。 ただ、私共では、見た目にどうしても大きな影響を与えてしまう、製品の「色(着色)」については、日焼けなどの経年変化、および素材そのものに起因する場合を除き、今後も慎重に対応して行きたいと考えています。 |